来期スタッフに投手コーチとして佐藤秀樹の名前があった。懐かしく思うファンも多かったことだろう。
佐藤といえばまた鶴田を思い出す。非常にピッチングスタイルが対象的な二人が入団後すぐに活躍し、こう言っては失礼だが二人とも期待されたほど大成せずにプロ野球界を去っていった。今なお記憶に残る両投手であるが、記録を見ると、中日で挙げた勝ち星は佐藤が17勝、鶴田が11勝である。
先日ドラフト会議があったばかりだが、楽天の田中のように、高卒すぐから活躍してそのまま順調に大選手になるケースがある一方で、早い段階から活躍して印象を残しながら、その後伸び悩んだまま引退していく選手も多い。厳しいプロの世界である。
余談ながら伊藤準規など、初めて出てきた時はどれほどの選手になるのかと期待を抱かせたが、これまでの勝ち星はまだわずかに4勝である。このまま終わってしまうには惜しい選手であり、復活を期待したい。
さて、佐藤秀樹であるが、長らくスコアラーを務めた後の投手コーチ転任である。出世と捉えていいだろう。選手時代については悔しさもあるだろうが、手腕を評価されてのコーチ登用ということで、光るものがあるのであれば、その道での活躍を期待したいものである。
OBというだけで無能なコーチを登用するのにはうんざりするが、中日で印象を残した選手が実力でコーチの座を勝ち取ることについては、ファンとして嬉しいことである。
一方の鶴田は現在中日で打撃投手をしているようである。打撃投手というのは鶴田のイメージにはぴったりではある。彼もそこで自分を活かすポジションを見つけたのかもしれない。末永く活躍して貰いたいものである。
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