シリコンバレーからドラゴンズを語る~GM編~


「シリコンバレーからドラゴンズを語る」の続編として、落合GMの就任したドラゴンズについて主に日本のどこかから細々と語るブログです。

・旧ブログ:シリコンバレーからドラゴンズを語る

看板の偽り

さて、今回は野球と関係ない筆者自身の話であるため、興味のない方は無視して頂きたい。
 
 
前ブログを書いていた時はシリコンバレーに常駐で働いていたのだが、少し前に拠点を日本に移すこととなった。時折仕事で欧米やアジアに行くことはあるものの、いずれにしてもシリコンバレーから書いていないことが大半となることが想定される。タイトルを変えようかとも思ったが、愛着のあるタイトルであり、面倒でもあったため引き継がせて頂いている。偽りの看板となるがご容赦頂きたい。
 
 
ところで筆者の主要な立ち位置はしがないサラリーマンであるのだが、日本に戻ってきて一番の大きな変化は自由になる時間が少なくなったことである。ささやかながら自営業もしているのだが、継続するのは大変である。うまくバランスを取りながら、体を壊さないようにやっていきたい。

しかし日本人は良く働くと思う。アメリカ人と比べて野心やアイデアは劣ると思うが、全体的に優秀で真面目であり、給料水準も低い。にもかかわらず、日本企業がアメリカ企業に押されているのは非常に残念である。落合GMの例しかり、有能な人間がきちんと上に立てる仕組になっているかどうかの違いであろう。事なかれ主義で真面目に一生懸命頑張った人間が上に立つことで報われるような仕組では、組織としてグローバル競争に勝つのは難しく、結果的に各個人も不幸になる。なんでもアメリカの方がいいというわけではないが、素直に「どうするほうがいいのか」という視点で結論を出せることについては日本も考え直す必要があるだろう。それは聖域を作らず、現実と向き合うことから始まる。

 
話がそれたが、今はテレビを見る時間は1か月で2時間ほどだろうか。テレビがさほど好きでないこともあるが、見ないようにしているわけではなく、結果的に見ていない。NHKのBSとスカパーに払っているお金が無駄であるが、そのために無理に暇つぶしでテレビを見るのは本末転倒だろう。こんなことを書くと、「日本ではそれぐらい当たり前だ」とお叱りの声もありそうだが、米国にいた頃はブログに膨大な時間を費やしながら、毎日朝晩テレビを見て、週末はテニスにをしたり買い物をしたり、時にはそれでも時間を持て余したりもしていたことを考えると隔世の感がある。
 
いずれにしても、今週は少し時間があったのだが、今後はなかなかブログを書く時間を見つけるのが難しくなりそうな現状であり、しばらく更新や返信がないこともあると思うが御容赦頂きたい。どこの家庭も同じだと思うが、掃除、洗濯、皿洗い、ゴミ出し、マッサージ、確定申告など所定のノルマをこなした後でなければPCの前に座る時間は与えられない。仮にブログそのものが削除されるようなことがあった場合、家庭内でなにがしかのトラブルがあったと御理解頂ければと思う。
 
 
ただ米国にいた頃と比べてどちらが幸せかといえば、一概にいうことは難しい。日本にはコンビニがあり、セブインイレブンのオニギリなど、クローバーには申し訳ないが信じられないぐらいおいしい。フォローではないが、しかしパンはビドフランスなどよりもクローバーの方が上であるように思う。

水道からでる水もきれいで、牛乳や卵は美しい。刺身や塩干魚なども安価で食べられる。肉は高いが健康面を考えればいいバランスだろう。今は米国でモーテルに泊まって歯磨きをする時、水道水の味が気になって仕方ない。中国に行く時はそもそも歯磨きにはミネラルウォーターを使わざるをえない。水道水を飲むことすらできる日本は本当に幸せである。
 
余談ながら、中日を応援しながら食生活を綴るようなブログをやられている方がいらっしゃるのだが、それを羨みながらチェックするうち、暇つぶしも兼ねてブログを始めてみたのが弊ブログ立ち上げのきっかけだった。当時思いを馳せていたコンビニの焼きそばや飲むヨーグルトなども今では簡単に手に入るようになった。

おいしい物が簡単に手に入るようになっても体重が落ちているのは運動量の問題だろうか。特に東京の通勤時間帯は歩くスピードが速く、皆アスリートのようである。早く追いつけるよう、鍛えていきたい。
 
 
しかし日本には日本の良さがあり、米国には米国の良さがある。郷に入らば業に従えで、それぞれの長所を楽しむようにしたいと思う。




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巨人の小笠原

 巨人の小笠原が中日に来るという噂があるようである。
 
信憑性はあまり無いと思うが、コストパフォーマンスを無視すれば、いた方がチームにとってはいいだろう。晩年の立浪や前田のように代打の切り札になれる可能性がある。将来的には井端をそこで使うようにあると思うが、まだ代打1本に絞るのは早い。「元一流選手の代打枠」に空きがある。
 
 
実績のあるベテランを代打の切り札にするというのは非常にいい戦略である。レギュラーで出られなくなったら引退、という大物選手も多いが、将来レギュラーを狙う選手を代打で出すと、経験不足で力が出せないこともあり、また相手投手に与える恐怖心も限定的である。小笠原は実績も十分であり、代打の切り札としてうってつけであると思われる。それに見合った水準で年棒をどこまで下げられるかだが、去年相当下げたようなので、その点も問題ないだろう。
 
以前はアベレージも長打力も兼ね備えた打者だったが、代打の切り札であれば単打でいい。打率も2割5分打てれば合格だろう。調子が良ければ交流戦のDHで使うこともできるが、そこまで期待せずとも、相手が嫌がる代打であればいい。振り回しても打てなくなったのであれば、今後はバッティングスタイルを大道のように変えていくといいだろう。ミート力は高いはずで、嫌がられる代打になるのではないかと思う。
 
エースと4番を集めれば勝てるのかと言えば、その方が勝ちやすいのは間違いないが、一流選手を連れてくるのは難しく、コストもかかる。多様なパーツを足し上げる方が強化しやすいだろう。その点一芸に秀でた選手として、落合監督時代には岩崎達、英智、立浪、河原などが優勝したチームの一助ではあった。そのような選手の1人として、小笠原には価値があると見ている。
 
 
しかし現実的に考えると、巨人も出さないのではないだろうか。自分の所では必要なくとも、わざわざ貧打の中日を利することはあるまい。




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藤井の起用法

来期藤井は起用されるかどうかについて。

藤井について書くと誹謗中傷のコメントが来ることが多いが、 コメントでご質問頂いたため、少し考えてみたい。
 
 
落合GMが監督だった頃は、かなり積極的に藤井を起用していたと記憶している。ボーンヘッドにより交代させられたり、ファームに降格させられたりしたため落合元監督から評価されていなかったという印象を受けることもあるかもしれないが、一番多く試合に出たのは落合監督時代であった。また、高木監督になっても特に使われるようになったわけではない。
 
今期は多く試合に出たが、それは大島の不振が酷かったことが原因であり、大島が順調であれば昨年並みの試合数になっていただろう。今のメンバーでは和田、大島、平田がレギュラー格であり、藤井はバックアップ要員格である。この序列は落合監督の最終期と高木監督時代で共通であった。バックアップの中では一番手格として扱われていた期間が長く、守備もそれなりに評価されていたと言えるだろう。
 
 
では谷繁監督になってどうか。上記の序列は恐らく変わらないだろう。大島は守備と走塁に定評があり、昨年は高打率を挙げたように打撃にも問題はない。体力不足による不振など自分との戦いになるだろうが、来期は復活してくれるのではないかと期待している。また平田はスケールが大きいバッティングと安定した守備力が持ち味であり、一皮むけた感もある。谷繁監督になっても藤井より大島と平田の序列が上だろう。
 
仮に藤井がレギュラーを取るとすれば、和田が衰えを見せた時ではないか。年齢的には10歳近く差があり、和田は途中で腰を痛めることも十分考えられる。大事を取る意味でも他の選手と併用で起用する手もあり、そこに藤井が入るチャンスがあるのではないか。少なくとも県岐商だから和田を優先するという手はないだろう。
 
他の選手について、堂上兄は守備が厳しいと思うが、野本や松井などは藤井の競争相手になりうるだろう。各選手が切磋琢磨し、レベルの高い外野手争いをしてくれることはチームにとってプラスである。補欠格の選手達にはレギュラー陣に刺激を与えるぐらいに頑張ってもらいたいものである。
 
 
藤井は今年の後半よく打った。もともと気楽な場面ではよく打ち、大事な場面に限ってど真ん中を見送ってワンバウンドを振って三振というようなシーンが記憶に残っており、全体の心証は良くないが、前田コーチなどはどれほど気楽であっても打てる感じがなかったことと比べれば、どんな場面であれヒットを多く打てるのは力がある証である。一方でレギュラーを取るには足りないものがあるのもまた確かである。それを自覚し、足りないものを補う努力をすれば、いつかレギュラーを取れる日が来るかもしれない。
 
足りない事に意識がいかなければ克服して成長するのが難しく、藤井に対して「レギュラーの実力があるのに使って貰えない」というようなことを言うファンは結果的に藤井を貶めていると思うのだが、以前は弊ブログに対してそのような批判が多かった。筆者は彼にはまだ伸びしろがあるという目で見てあげたいと思う。
 
 
いずれにしても頑張ってもらいたい。





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