シリコンバレーからドラゴンズを語る~GM編~


「シリコンバレーからドラゴンズを語る」の続編として、落合GMの就任したドラゴンズについて主に日本のどこかから細々と語るブログです。

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内野の構成

先日コメントで頂いた質問事項の1つについて、来期内野陣のレギュラー候補としては森野、荒木、井端、ルナ、クラーク、高橋周平、堂上弟、岩崎、柳田などがあげられるだろう。
 
 
去就が未定のクラーク、実力や実績の劣る堂上弟、岩崎、柳田を外すと、ファースト森野、セカンド荒木、サードルナは当確で、ショートを高橋周平と井端が争う展開になるのではないか。
 
個人的には井端はピークを過ぎており、バックアップ要員として価値を発揮する時期に来ていると思われるため、高橋周平にはショートを期待したい。以前は堂上弟に期待していたが、なかなか打撃成績が向上しない所を見ると来期もレギュラー奪取は難しいだろう。高橋周平は守備もまずまずで打撃はスケールが大きいというイメージであり、巨人の坂本のように、これから10年任せるつもりでショートで固定してはどうかと思う
 

森野は飛ばないボールになって極端に打てなくなったが、今期の後半から復活してきた。飛ぶボールになってからと言うより、飛ぶボールになったと聞いてから打てるようになったような印象である。不振は精神的なものだったのだろうか。いずれにしても来期は中軸の働きを期待できる選手であり、守備力を考えても彼がファーストであれば心強い。
 
また荒木については、落合GMが世界一のセカンドと称したように、特に守備のポテンシャルは非常に高いと思われる。集中力を欠くのか、打てない日はさっぱりという気もするが、新体制となって心機一転頑張ってもらいたいものである。8番セカンドでいいので頑張ってもらいたい。報道で片岡の話も出ているが、それよりは先発投手の補強を優先した方がいいのではないだろうか。

 
ルナは守備にも定評があり、まずはサードでレギュラーをやらせるだろう。病み上がりでどれだけやれるかが鍵になる。調子が出なければ一時的に井端を代役で使ってもいいだろう。
 
クラークは再契約してもいいだけの数字を出したが、先発投手のコマ不足に懸念があり、マドリガルも頭数として貴重であることを考えると、クラークと契約せず、先発投手を探すのではないかとの考えている。
 
 
森野、荒木、ルナ、高橋。補欠で井端。守備力が高く、長打力と走力もあるなかなかの内野陣であはないだろうか。




 
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先発投手の展望

来季の先発について考えてみたい。

吉見・大野・カブレラ・新外国人のうち3人ぐらいが年間ローテーションを守り、山内・岩田・西川・岡田・山本・伊藤・中田・雄大・山井あたりが上がったり下がったりしながら谷間を埋めていけばまずまずなのではないかと考えている。
 
1年間ローテを守れそうな選手がどれだけいるかというと不安がある。吉見は病み上がりであり、大野はまだ実績がなく、カブレラにも不安がある。他の投手については、伸びを期待したいが、現時点では実力や安定感で少し落ちるだろう。なので新外国人として先発投手を1人取ってくるだろうと見ているのだが、どうだろうか。ネルソンのような投手を取ってきて貰いたいものである。
 
川上を再獲得するという話が進んでいるようであるが、今年の成績を見ると、それなりに試合は作れそうであり、年間の3割ぐらい一軍にいて、その間5割ぐらいの勝ち負けがつくのであれば、今の中日では貴重な戦力と考えられる。なぜ解雇したのか理由はわからないが、是非再雇用して貰いたいものである。解雇してすぐ再雇用するというのは無駄な労力ではあるが、政権交代の端境期であったことを考えればやむを得ないだろう。
 
 
また中田についてはFA宣言を検討しているようで、川上と同じ理由から、出て行かれるのは非常に手痛い。昔から安定感はイマイチだが、いい時は相手をねじ伏せるような投球ができるようで、谷間で使うには十分価値がある。毎年いい時期があるという印象であり、その間だけでも一軍で先発をすればチームには大きいだろう。中日以上に先発投手が足りないチームは多く、条件交渉では厳しいかもしれないが、残ってもらえればありがたい。
 
 
山本、川上、中田、雄大など、1年通して活躍して2桁勝利を挙げるというのはなかなか想像しにくいが、それなりに試合を作ることができる投手達であり、好調な時期をやりくりすることによってトータルで1人前のピッチャー1人と同様の活躍を期待することも可能であろう。川上、中田を確保し、うまくやりくりして貰いたいものである。
 
 
一方で、準一流の投手を多く抱えることはペナントではアドバンテージだが、短期決戦になると不安が残る。落合監督の8年間では、川上、吉見、チェンなどがエース級として土台を支えてきたが、こういった投手が2人くらい欲しいものである。石井に第1戦と第7戦でピシャリとやられた苦い記憶もあり、短期決戦特有のラッキーボーイなどもあるかと思うが、基本的にはエースがしっかりしている球団が勝つことが多い。まずはペナントを制することが先決ではあるが、煮え湯を飲まされた幾多の日本シリーズを思い出すと、エースの出現が望まれる所である。
 
しかし今思うと石井にやられた日本シリーズは惜しかった。負けた4回のうち、あの年が一番チャンスがあったように思う。負けた相手は西武、日ハム、ロッテ、ソフトバンク。それぞれ強かったが、強さを継続はできていない。選手が入れ替わりながら8年間で5回日本シリーズに出た落合監督時代のすごさを改めて思い知る。
 
 
今から日本シリーズの心配をしても仕方ないが、落合監督時代でもなしえなかった完全制覇を期待したいものである





 
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トロイカ体制

来期の体制について、落合GM-谷繁監督-森ヘッドコーチの3人がチーム作りの中心となるだろう。
 
 
落合GMがチームの戦力を作り、落合GMの信認厚い森ヘッドが指導経験もなく選手兼任となる谷繁監督を現場で補佐していくという体制は一見理想的にも思えるが、機能するかどうかについては一抹の不安もある。
 
以前の体制では、落合監督を頂点として、森コーチ、選手谷繁の序列であったが、森コーチと谷繁監督の序列が入れ替わった。森コーチは谷繁監督の指揮下に入り、谷繁監督の意思を実現させるパーツとなるべきだが、これが徹底できるかどうか。森コーチの器が問われる所である。
 
落合GMのコメントによれば、谷繁監督を守る盾になるという覚悟ということだが、これはGMと監督の上下関係であって、森コーチが谷繁監督を「守ってやる」とか「支えてやる」というような上から目線ではうまくいかないのではないだろうか。
 
たとえ自分の信条と合わない部分があったとしても、年長者であるが故に徹底的に監督を立てることが望ましいのではないかと思う。選手が両者の顔色を伺うようになったり、森コーチが「落合監督なら~」ということを言い出したら最悪である。キャッチャーとしてピッチャーについても一過言ある谷繁監督だけに、リスクはゼロではないと思われる。
 
 
落合GMは恐らくそのあたりはよくわかっており、谷繁監督がいかに自由に采配を振るえるのか、その中で落合GMや森コーチがいかに付加価値を加えられるのかを考えていると思う。森コーチにも十分諭しているだろう。三者がいい関係を築き、強いチームを作ってくれることを祈りたい。




 
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