シリコンバレーからドラゴンズを語る~GM編~


「シリコンバレーからドラゴンズを語る」の続編として、落合GMの就任したドラゴンズについて主に日本のどこかから細々と語るブログです。

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FA選手の動向

最近急に忙しくなってあまりブログを更新する時間もなかったのだが、気がつけば大島が残留を決めていたようである。

報道によれば森監督が動いたことで大幅な年俸増を勝ち取ったということだが、交渉に満足しての笑顔は清々しいものである。数字を残して優勝したということであればなおさら良いが、チームは残念ながら最下位であり、来季は個人、チームともに成績を残してもらいたいものであるが、おそらく複数年契約であるため、その点少し心配である。もともと大島は2年連続でいい数字を残せなかった選手であるが、複数年の安心感が良い方向に出てくれることを期待したい。

戦力的には出塁率、得点圏打率、盗塁成功率や肩の弱さなど万能の選手ではないものの、なかなか他にセンターの候補もおらず、大島がセンターで安定してくれると他のポジションでチャレンジさせやすくなるだろう。特に福田を左翼で起用するのであれば、大島の良さである守備範囲の広さが生きるのではないかと思われる。1番大島というのは個人的にあまり好きではなく、2番か下位で起用してもらいたいところではあるが、いずれにしても中軸の選手として頑張ってもらいたい。


平田も残留に傾いているようで、筆者としては大島よりも平田の方が価値が高いと見ていたため、平田が残ってくれるのは大変ありがたい。故障がちではあるものの、足が速くて肩が強く、長打力と出塁率が高い平田は貴重な右翼手であり、頑張ってもらいたい。個人的には平田に1番を打って貰いたいと思うのだが、それなりに長打力もあるためクリンアップも狙える選手でもあり、主力として頑張って貰いたい。


大島と平田が残るというのは嬉しいが、しかし新陳代謝という点で少し肩透かしの感もある。森監督はビシエドともう1人外国人の大砲を打線に入れたいと言っていたが、福田を外野で使うとすれば、大型の外国人野手はとりにくいだろう。福田は去年一皮向けた感があり、できればポジションを与えて貰いたいところである。

サードでもう一人外国人というのも現実的だが、高橋の芽を摘むことになるため悩むところである。高橋はチャンスを与えられながらも結果が出ていないという点でどこまで期待するのかは難しいところだが、1塁3塁をいずれも外国人としてしまうのは気が引けるところである。個人的には森野の復活を期待しているため、サードは森野と高橋で争って貰いたいところである。

ビシエドと投手3枚を基本線とするというのが良いとは思うが、それであればナニータかエルナンデスのどちらかぐらい2軍に残しておけば良かったという気もするため、外国人野手を取るのは間違いないのだろう。大島、平田のどちらかでも流出するようであれば外野手を取ると思っていたのだが、両方ともチームに残る場合、どのポジションの選手を取るのか気になるところである。二遊間が守れる大砲を取れると良いのだが、どうだろうか。


平田はまだ残留を表明しているわけではないので、しばらくはそちらの動向を見守りたい。一流の外国人野手を取れれば大きな戦力となることは間違いないが、他の選手の出場機会が失われることになるため、どのポジションの選手が入るのかは非常に気になるところである。




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別れの季節

エルナンデス、ナニータ、ネイラーなど外国人選手が解雇されたようである。

これで来季残る外国人選手はビシエド、バルデス、ジョーダンの3選手となった。準主力クラスで2軍に置いておける選手はそれなりに利用価値があると思うのだが、エルナンデス、ナニータ、ネイラーといったある程度結果を残した選手を解雇するということはそれなりの補強をするという意思の表れなのだろう。

バルデス、ジョーダンは上げたり下げたりして使っても文句を言わずにやれそうな選手であり、理想を言えば主力クラスの野手を1名、投手2名ぐらいが補強できると選手層は厚くなるだろう。主力クラスを補強するとなると金額も高額となるが、これまでの森監督のコメントの中で、「もう1枚長距離砲が欲しい、中程度の外国人を複数使ってやれるほど日本人の主力がしっかりしていない、投手の層が薄い」というような話があったことを考えると、今回の解雇はそれなりの選手を複数名取ることのの意思の表れではないかと思われる。


 エルナンデスやナニータはいい時もあり、個人的には好きな選手であったのだが、森監督の目指す野球に合わないのだろう。土井コーチのコメントなどを聞いても、一部の長距離砲以外は守備、小技を重視し、投手陣を中心とした守り勝つ野球を目指すのではないかと思われる。ナニータ、エルナンデスは巧打を買われて起用されていた選手であることを考えると不要ということなのだろう。

一抹の寂しさはあるが、彼等の将来の活躍を祈りたい。日本球界に残ることがあれば、中日戦以外では応援したいものである。


今目指している方向性において、投手陣の強化と長距離砲の獲得が大きなポイントにはなるだろうが、一方で外野手、二遊間で守備力の高い選手の層が十分であるかどうかも懸念点ではある。おそらく外国人で補強するようなポイントではなく、大島、平田という守備力のある選手が流出する恐れのある状況で、荒木、工藤、藤井といった選手も高齢となり、気になるところである。




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ドラフト

ドラフト会議も終わり、これから来季の構想も固まってくることだろう。

アマチュア選手のことは全く知らないので、いいドラフトであったかどうかも全く分からないのだが、即戦力と思われる投手を1位で指名するのは良くあることとして、守備が売りの遊撃手を2位指名、外野手の指名がゼロというのは意図が感じられる采配であったと思われる。

最大の懸念は二遊間で、守備に目を瞑れば打てるという選手はいなくないが、打撃に目を瞑るからしっかり守って欲しいというリクエストに応えられる選手はあまり多くない。終盤期待された阿部も守備でミスが出ており、合格とは言えなかっただろう。堂上、荒木がレギュラー候補になるが、特に堂上が潰れた場合の控え遊撃手には大きな不安があり、京田選手がそれを補える選手であってくれることを期待したい。
 
一方で外野は大島と平田がFA権を取ったところではあるが、補充ゼロというのはそれなりの選手が多くいるという自信の表れだろうか。工藤、藤井といったベテラン、井領、近藤、古本、友永といった若手外野手に加え、福田、遠藤、高橋など打力自慢の内野手を外野にコンバートしていけば外野はなんとかなるということなのだろう。

大島は宣言するようで、大島が抜けた後のセンターを誰が守るのかというのはなかなか悩ましいが、左翼福田は固定して、遠藤あたりをレフトに入れて見てはどうかと思う。京田選手に二遊間の守備固めを任せられるぐらいの守備力があれば、エルナンデスの契約を更新せず、もう1枚の外国人野手を外野で探すという手もあるだろう。俊足、強肩でそこそこ長打力のある選手がセンターに入ってクリンアップを打てば、あとの選手が隙間を埋めてなんとかできそうな気がしなくもない。


奈良原コーチも会見で「選手のレベルが低いという感じはしない 」と心強い発言をしていたが、筆者も準一流の選手層が厚くなってきているようには感じており、こういった選手達が一皮剥けていけば上位を狙えるのではないかと期待している。

新人はいい話やいい映像ばかり流れるため、過度に期待してしまうのは毎年のことであるが、京田選手は特に楽しみにしたい選手になりそうである。 




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