サッカーの名古屋グランパスエイトが降格になったそうで、中日関連のニュースを見ていると関連記事が多くヒットするため、ついいくつか読んでしまった。

野球はいくら酷いシーズンでも翌年優勝するチャンスがあるが、サッカーは降格すると少なくとも翌年はペナントレースに参加することもできなくなるそうで、非常にファンが気の毒である。

サッカーの名古屋は野球の中日ドラゴンズとは異なり、トヨタのサッカー部が母体でトヨタ自動車の子会社であり、リーグトップクラスの予算と人気を誇るチームだそうである。世界のトヨタが親会社で二部降格という仕打ちに比べれば、斜陽産業である新聞業界においてすら最下層に位置する中日新聞を親会社としている中日ドラゴンズが低迷することぐらい寛容にならねばならないのかもしれない。


サッカーと野球という比較で言えば、競技としてのライバル関係ではあると思うが、中日ドラゴンズと名古屋グランパスというのは共通のファンも多く、他人事ではないだろう。少し前に中日が優勝した年にサッカーも優勝して名古屋が盛り上がったというニュースを聞いた記憶があるが、今季はどちらも監督が更迭されるほど低迷したということで、相互に影響する部分があるのかもしれない。不思議なものである。しかしサッカーは低迷のために来季ペナントレースに挑戦するチャンスすら失うというのは酷な話で、中日が来季もペナントレースに参加できることは大変幸せである。

降格があったほうが緊張感があって盛り上がり、競技全体のレベル向上に繋がるという考え方もあると思うが、しかしスポーツ観戦は文化であり、毎年同じようにキャンプ、オープン戦、ペナントレースと中日ドラゴンズを応援する環境があることは大変ありがたい。




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